今何時なのか、時計が見えそうで、見えない位置にかかってる。
回復室の、隣のベッドにも、誰かいるようだ。
気が付いて、この、回復室に寝ているということは、
うまくいったということか?
鼻の周りを、そ~っとなでてみた。
何か、まだ、ぼや~っとした感触。
まだ眠い
突然、女性が、「大丈夫ですか?うまくいきましたよ~。痛くないですか?」と聞いてきた。
「あっ、先生、大丈夫です。有難うございます。」と、まだ脳が、回復しないまま答えた。
「これが、切り取ったものですけど、お持ちになりますか?処分しちゃっていいですか?」と、尋ねられたので、首をもたげて、何の事か確認した。
透明なプラスチックのトレイの中に、紅珊瑚のようにきれいな、
私の体の、一部であったものが、入っていた。
すかさず、持って帰りますと答えていた。
隣のベッドの人は、「要りません。処分しちゃってください。」と言っていた。そして、吐いていた。
鼻の中は、パンパンにはちきれそうに、詰め物が入っていたので、当然、口呼吸。
口の中も、喉も渇いて、カサカサだった。
看護士さんに、まだ水は飲めませんか?と尋ねると、あと一時間くらい我慢してくださいとの事。
ここで、手術室に一緒に行ってくれた看護士さんに、前もって、回復室に届けておいてもらったバッグの中に、タオルと、Ipodの入ったポーチがあるので、取っていただけませんかと、お願いした。
タオルは、鼻の中が詰め物でいっぱいで、涙が鼻に流れる事ができずに、ぽろぽろ目からあふれるのを、ふき取るため。
Ipodは、今夜一晩の、暇つぶしと、音楽を聴いて、リラックスするため。
しばらく、音楽を聴いていたら、水を飲んでもいいと言う許可が出た。
私は、水も持参していた。こんな患者は、珍しいとの事。
ペットボトルに、寝たままでも飲める飲み口をつけておいて、自由に飲んだ。
隣の人は、多分、吸い飲みで飲ませてもらったようだった。
「痛いようでしたら、痛み止めのお薬をあげますよ。」と言われたけれど、
我慢できる程度の、痛みだった。
隣の人も、痛み止めは飲まなかったようだ。
水を飲んで、点滴が入って、急に、トイレに行きたい気がしてきた。
そういえば手術直前に、トイレに行ったきり、もう6~7時間過ぎている。
手術中も、尿管カテーテルは入れないでいたので、ベッド上安静で、トイレ許可がまだでない今は、ベッド上で、尿瓶で、用を足すしかない。我慢しようかとも、思ったが、もう、きっと、限界だ。
看護士さんに、尿瓶をあてがって貰ったが、出ない、下腹部に力を入れても、出てくれない。
看護士さんが、気を使って、外に出てましょうかと言って、カーテンの向こうに、待機してくれた。
深呼吸をして、ようやく出始めたら、今度は、なかなか止まらない。
ベッドの上で、こぼれてしまわないかと、心配になるほど・・・・
そして、少しウトウトして、気が付いたら、また尿意が・・・
また、尿瓶かな?と思ったら、付き添いつきでなら、トイレに歩いていけるとなった。
看護士さんと、点滴のポールを押しながらトイレまで歩いていき、用を足している間も、
看護士さんはずっと、一緒に、トイレの中にいてくれた。
申し訳なくて、ありがたい。麻酔のために、転びやすいから、見守ってくれたのだ。
私の心臓は、脈が速い。
ず~っと繋がれてたモニターの心拍と同時になるプッ プッ音が、速い。
脈拍100前後で、低くても、88くらい。
ウトウトしたが、目が覚めている時間も、長かった。
途中で、左の背中が痛くなって、筋肉が突っ張っちゃったので、
腕を後ろに回して、もんでいたら、心拍が、120くらいになった。
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